新畳

新畳
  • 畳替えをしたいけれど、どんな方法で替えればいいのかわからない
  • どんなときに新畳に替えるといいの?
  • 新畳と表替えの違いはどこ?

畳替えを検討する際、どんな方法で畳替えをすればいいのか、新畳と表替えの違いがイマイチわからないといったケースは多いのではないでしょうか。

当店は、熊本県宇城市で約130年間畳屋を営んでおり、様々な畳替えを行ってきました。

今回の記事では、畳替えにおける新畳について詳しく解説します。

この記事を読めば、どのような畳の状態の場合に新畳を作ればいいのか、表替えや裏返しとの違いはどんなところになるのかがわかるようになっています。

ぜひ最後まで読んでいただき、畳替えの参考にしてください。

新畳について

畳替えにおける新畳の特徴について詳しく解説します。

新畳とは

新畳とは、畳表だけでなく、畳を土台である畳床ごと新しく替える畳替えのことをいいます。

畳を土台から替えるため、畳替えの費用は高くなってしまいますが、一度新畳を作ってしまえば次の畳替えでは表替え、裏返しなどの畳替えを行うことが可能です。

新築の住宅にはもちろんのこと、畳床が古くなりブワブワとするようになった場合は新畳の製作をおすすめしています。

新畳を作る目安

新畳を作る場合の目安を紹介します。

  • 前に畳替えをしてから何十年も経っている
  • 畳がブワブワしたり、へこみが気になる
  • 畳の端の部分が崩れていて、泥のようなものが付着している

これらのどれかに当てはまれば、一度新畳の製作を検討した方がよいかもしれません。特に畳の端に泥のようなものが付着している場合は、シロアリの発生が疑われますのですぐに確認、対処する必要があります。

しかし、あくまで目安ですので実際に畳替えを行う場合は、畳屋さんによる畳の状態の確認、お見積り、シロアリの発生が疑われる場合は専門の業者さんに見てもらうことをおすすめします。

予算をオーバーするようであれば、畳表や畳床のグレードを落とす、もしくは表替えが可能か畳屋さんに相談するなどの方法をとるといいでしょう。

表替え、裏返しとの違い

新畳を作る場合は、表替えや裏返しとは違い

  • 畳床(畳の土台)を新しくする必要がある
  • 寸法を測る必要がある

といった違いがあります。

畳床を新しいものに替える必要があるため、表替えや裏返しに比べると材料費がかかり、料金が高くなるケースがほとんどです。

基本的には新畳が畳替えの中で一番費用がかかります。それと、古い畳を処分する必要もありますので古畳処分料もかかります。

畳床の種類

畳床には、主に3つの種類があり

  • 藁床(わらどこ)
  • 藁サンド床
  • 化学床

に分類されます。

それぞれメリット、デメリットがありますが、一番高価なのが藁床、一番安価なのが化学床になります。

しかし、最近では畳床の材料費が高騰し、畳床の価格差が縮まっており、価格面だけでの判断は難しくなっているのが現状です。

新畳の料金

平田畳店の新畳の料金は以下の通りです。畳表の生産者、畳表の価格の変動により細かい料金は変わりますが、おおよその基準を掲載しています。

この料金表に記載している畳表の種類は、畳表に使用されるたて糸を目安とし、一畳あたりの料金を掲載しています。

藁床(わらどこ)の新畳

畳表の種類価格
綿シングル13,000円(税込み)~
綿ダブル15,000円(税込み)~
麻シングル17,000円(税込み)~
綿麻19,000円(税込み)~
麻ダブル22,000円(税込み)~

藁サンドの新畳

畳表の種類価格
綿シングル11,000円(税込み)~
綿ダブル13,000円(税込み)~
麻シングル15,000円(税込み)~
綿麻17,000円(税込み)~
麻ダブル20,000円(税込み)~

化学床の新畳

畳表の種類価格
綿シングル10,000円(税込み)~
綿ダブル12,000円(税込み)~
麻シングル14,000円(税込み)~
綿麻16,000円(税込み)~
麻ダブル19,000円(税込み)~

縁なし畳

縁なし畳は、半畳もの、一畳もので料金を分けています。

畳の大きさ価格
半畳11,000円(税込み)~
一畳19,000円(税込み)~

フローリング畳

フローリング畳は、縁なし畳と縁付き畳のものを販売しています。当店で販売しているフローリング畳の厚みは約30mm、サイズには限度がありますが、お客様のご希望のサイズに加工いたします。

畳の種類価格
縁なし畳11,000円(税込み)~
縁付き畳9,900円(税込み)~

古畳処分料

当店に古畳の処分をご依頼される場合は、一畳あたり1,500円(税込み)の処分料をいただいております。

当店では、宇城市の処理場に持ち込みができないため、割高になってしまいますが、個人で古畳を処分する場合は持ち込みが可能です。

処理場に持ち込めば古畳処分量が抑えられますので、持ち込みが可能な車両などお持ちの方には、個人での処分をおすすめしております。

お見積りは無料です

畳の状態の確認、お見積りは無料で行っていますので、お気軽にお申しつけください。

新畳ご注文から納品までの流れ

平田畳店で新畳をご注文される場合は、基本的に以下のような流れになります。

1.畳の状態を確認、お見積り

ご注文を確定していただく前に、一度お家にご訪問し、畳の状態を確認、お見積りをいたします。

畳床の状態が悪く、表替えなどの畳替えが難しい場合には、新畳による畳替えをご提案いたしますが、表替えなどが可能な場合には、表替えなどの料金のお見積りをいたします。

2.寸法を取る

新畳での畳替えが決定した場合は、お部屋の寸法を測ります。お部屋の状態にもよりますが、一部屋20分~1時間程度かかります。

3.制作

測った寸法を元に工場で新畳を制作いたします。材料の取り寄せなどにより、採寸から納品まで数日~1週間ほどお時間をいただく場合がございます。

4.納品

工場で制作した畳を指定された日にち、お時間に納品します。納品にかかる時間は、30分~1時間程度になります。

まとめ

今回の記事では畳替えにおける新畳について解説しました。今後、お家の畳を新畳に替えることをご検討の際のお役に立てれば幸いです。